血流が良くなると、何故ほうれい線が目立たなくなるか?
血流マッサージは、アンチエイジング効果があり、ほうれい線が薄くなると言われています。
でも、お肌の血行改善が、なぜ老化を遅らせ、シワを目立たなくすることにつながるのか、いまいち理解ができていないので、 詳しく調べてみることにしました。
アンチエイジングのカギを握るのは●●血管だった!!
血行といえば、動脈や静脈などの太い血管を通る血液の循環をイメージされる方が多いと思いますが、実は、ほうれい線に直接関係する血管は、
毛細血管なんです。
毛細血管は、約100億本もあって、全身に約37兆個もある細胞を全て網羅しています。
毛細血管は、外部から取り込まれた酸素、栄養分、白血球などを身体の隅々にまで運んでくれたり、不要となった二酸化炭素や老廃物を回収してくれたりします。
そんな毛細血管ですが、残念ながら、加齢とともに減ってきます。
毛細血管の多くは約0.007mmと非常に細くてもろいので、途中の血管に穴が開いてしまうと、酸素や栄養分がその先に流れなくなります。
毛細血管の減少は、毛細血管の末端部分の死滅を意味しているんですね。
毛細血管が死ぬとどうなるの?
50代を過ぎると、お顔の毛細血管の数は、10代〜40代の頃(個人差はあります)と比べて4割も減ると言われています。
毛細血管が減少すると、細胞に十分な酸素や栄養分が供給されなくなります。その結果、細胞の再生能力が衰え、シワやたるみが出てきます。
毛細血管の老化 ⇒ 肌細胞の老化 ⇒ お肌の老化
お肌の老化の出発点が、毛細血管にあるということがご理解いただけたでしょうか?
なので、お肌を若々しく保ち、ほうれい線を撃退する秘訣は、ズバリ、「毛細血管の若返りにあり!!」と言えるでしょう。
毛細血管は増やすことができるという嬉しいお知らせです
毛細血管が劣化する原因には、加齢、生活習慣の乱れ、運動不足、冷えなどがあります。
毛細血管は、加齢によって減少しますが、生活習慣や体質によっては、10代〜40代でも減少していくそうです。
毛細血管を増やす、つまり毛細血管の減少をくい止めて、毛細血管を若返らせるためには、全身の血流をアップすることが肝心です。
全身の血流アップには、スキップやかかと上げ下げ体操などの下半身運動が効果的と言われています。
また、シナモンやルイボスティーなど、毛細血管をいたわる食材をとることも推奨されています。
お顔の血流マッサージをしながら、かかと上げ下げ運動をするなんて、試してみてはいかがでしょうか?